演出家の小池博史が作・演出・構成・振付を手掛ける、
新作舞台「世界望郷 ~Journey to World Nostalgia~」に先日ご招待をいただき観劇してきました!

IMG_4780
©Tomoyuqui Higuchi

本作はマレーシア出身の舞踏家のLee Swee Keong(リー・スイキョン)さんが参加しており、直接リーさんの舞踊を観ることができたので今回のブログはその素直な感想を書こうかな~と! ≽^⩊^≼

●あらすじ
知能は大人、心は0歳児。彼らに「親は」おらず、あるのは捏造された温かい記憶だけ。国家の捨て駒として製造された彼らが、愛を知り、死を悟り、自らの「生」を呼び始めたとき、世界はバグを起こし始める‥。

IMG_4779
©Tomoyuqui Higuchi
IMG_4778
©Tomoyuqui Higuchi

普段あまり舞台を観に行く機会がなく、観劇経験もほとんどなかったため、「セリフ中心に物語が進んでいくもの」というイメージを持っていました。

しかし実際は、結構しっかり踊ったり、歌ったり、生演奏が随所に取り入れられており、想像以上に楽しむことができました!!

IMG_4781
©Tomoyuqui Higuchi

IMG_4777
©Tomoyuqui Higuchi
IMG_4783
©Tomoyuqui Higuchi

プロジェクション映像が舞台に映し出される中、出演者の方々が静かに踊る幻想的なシーンがある一方で、ジャズやポップス、ロックなどさまざまなジャンルの音楽が響く場面もあり、見応えが十分でした。さらに、出演者の一人が能役者さんということもあり、鼓の音が取り入れられるなど、さまざまなジャンルの表現が融合していて最後まで飽きずに観劇を楽しめました。

FullSizeRender
©Tomoyuqui Higuchi

舞台に字幕が映し出されていたんですが、こういった細かい舞台の作り方が個人的に好みでした。

IMG_4782
©Tomoyuqui Higuchi

リースイキョンさんの踊りは、しなやかな身体表現が印象的でした。彼自身、長年にわたりヨガを実践し、太極拳の研究にも取り組んでいるそうなので、その経験が表現に表れていたのかなと感じました。

しかも、今回お忙しいにも関わらずリーさん本人からコメントをいただくことができたので紹介させてください。

 今回の公演に対する意気込みを教えてください。
「小池博史さんの作品は、いつも非常に刺激的で、強烈です。ハードワークですし、時には限界を超えるようなこともあります。そのおかげで、リハーサルにしっかりと挑むために、自分の身体との繋がりや、自分がどう感じているか、肉体的・精神的なケアに対してより強い意識を持つようになりました。単なる『挑戦』というだけでなく、自分自身とより深く向き合う機会を得られたと感じています。それがパフォーマンスのより良い流れを生み出すのだと思います。

刺激を受けるという点では、身体的な表現の探求もそうですし、クリエイティビティの面でも刺激になります。ここでのクリエイティビティとは、非常に繊細なものです。『これはリンゴです』とはっきり定時するようなものではなく、人々を目覚めさせるエネルギーのようなものです。何かを『デザインする』というよりは、エネルギーを呼び起こすような創造性です。そして、それは私たちの人生の異なる次元とも繋がっているのです。」


日本の観客に伝えたい、マレーシアの魅力とは何ですか。
「やはり多文化であることですね。多文化な国であり、社会です。私は中華系ですが、いわゆる『中国の中国人』ではありません。マレーシアの中華系(マレーシアン・チャイニーズ)です。その文化が私という人間を作り上げました。マレーシアの中華系としてのアイデンティティがあり、それはほかの国の中華系の人たちとは異なります。自由なエネルギーがあります。個人的な感覚ですが、マレーシアの人たちは『easy going(のんびりしていて、おおらか)』だと感じます。私は海外留学の経験がなく、ずっとマレーシアで育ちました。そういう意味で、とても『生粋の』マレーシア人といえます。そんな私が育ってきた環境、その大らかな空気感を知ってほしいですね。」


こちらの公演は本日24日が最終公演ですが、これからも続く小池博史ブリッジプロジェクトを楽しみにしています♪

気になった方は今後の公演情報を是非是非チェックしてくださいね!🍎🍎

🍎公式サイト:こちら
🍎公式インスタグラム:こちら