毎日暑いですね
TVのニュースでご覧になった方も多いと思いますが、先週11日から、
イスラム国では「ラマダン(断食月)」が始まっています。

ラマダンは、イスラム暦の第9の月に行われる断食のことで、この期間、
イスラム教徒の方々は日の出から日没まで、一切の飲食が禁止されています。
イスラム暦は西暦より11日ほど短いので毎年断食月の日程が変わります。今年は北半球のほとんどの国が夏ですから大変です
ラマダンについて詳しくはイスラミックセンターのwebサイトで紹介されています。

断食中のことをマレー語で「プアサ(Puasa)」と言います。そして、日没に
その日の断食明けを知らせるコーランの一節(アザーン)がなると「断食明け(buka puasa)」になり、飲食を取ることができます。
これが1カ月も続くんです。すごい、の一言に尽きます。

この時期の旅行について、みなさんから「お店がやってないのでは?」とか「街が静かなんじゃないか?」とか質問されますが、街はいたって普通
逆にいつもでは見られないものが見られたりしますよ
そのひとつが「ラマダン・ビュッフェ」。
これは、ホテルやレストランが提供する日没後のディナービュッフェです。
レストランによって値段は様々ですが、かなりリーズナブルな料金で
いつもより豪華だったり、特別なメニューのビュッフェが楽しめます。
Cetusan_Ramadan_2010
これは、ツーリズムインフォメーションセンターに併設されてる
サロマ』のもの。おひとりRM65(約1750円)。

Aug_MB1
こちらはKLのマヤホテル。おひとりRM80(2200円)

どちらも本格マレー料理のビュッフェになってますね。

最近マレーシアではホテルのラマダンビュッフェが人気
仕事仲間と誘いあって出かけることはかなり多くなりました。
みんなその日の断食明け時刻より前にレストランへ行き、
好きなお料理をお皿によそい、アザーンが鳴ると同時に
お祈りをし夕食をとります。

もし機会があったらラマダンビュッフェに出かけてみてくださいね。
※レストランによってはイスラム教徒優先にしているところもありますので
 ご注意くださいね