昨日はプラナカン女性が着たニョニャクバヤを紹介しましたので、
今日はこのプラナカンの人達に伝わる「ニョニャ料理」をご紹介します

ニョニャ料理とは・・一言で言うと、中華とマレーの融合料理です。
 普通中華料理では使わないココナツや、マレー料理では使わない豚肉
 を使っていたりもします。
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これはニョニャ料理で使う食材を説明しているところ。
 
ニョニャ料理の腕前はスパイスをあわせる石臼の音だけでわかったと
 言われ、刺繍と並び良き妻になるために最も重要な花嫁修業だった。
 年頃になると外出を禁止され、ひたすら料理修業に励んだニョニャ

 (『マレー半島・美しきプラナカンの世界』イワサキ チエ/丹保美紀著より) 

代々その家庭でのみ伝えられるレシピは謎に包まれ、長い事門外不出のレシピだったそう。

これだけ聞いても、ニョニャ料理がマレーシアの人たちにとってもある意味特別な料理だというのがわかりますね。最近はプラナカンの邸宅でコックをしていた人や、プラナカン女性がレストランを開いたりしているので、身近な料理となりました。

気になるお味ですが、とってもマイルド。日本人の口にもとても合うと
思いますよ

多分1番日本人に馴染みやすいのがこの料理
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「パイティー(Pie Tee)」といって、餃子の皮の様なものを
揚げて作った器に、根菜や人参、エビ等を詰め、サンバルソースを
かけて食べますが、味が・・日本の「切干大根」みたい
器がパリッパリでほんと美味しいんですよ
見た目も可愛いですよね

そして、更に注目はニョニャ料理を盛る食器!
明日はこのニョニャ食器をご紹介します。お楽しみに



プラナカンについてもっと知りたい方は

プラナカン

『マレー半島 美しきプラナカンの世界』
イワサキ チエ
丹保 美紀  著
産業編集センター

を読んでみてくださいね