今、アジア中でブームを巻き起こしているドラマをご紹介します。
タイトルは『The Little Nyonya(リトル・ニョニャ)』。

本当はシンガポールのTV局が制作したものなのですが、ニョニャの
オリジナルはマレーシアですのでご紹介しちゃいます

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『Nyonya(ニョニャ)』と言うのは、その昔大陸から渡ってきた中国人とマラッカに住む地元マレーの女性の婚姻で生まれた方々で、男性を『Baba(ババ)』、女性を『Nyonya(ニョニャ)』と呼び、この方々の総称を『Peranakan(プラナカン)』と呼んでいます。様々な婚姻スタイルの発達から現在純粋なプラナカンの人達は大変少なくなっていますが、マラッカやペナン島のジョージタウンにはその当時の文化をうかがわせる建物が数多く残っています。

さて
ドラマに戻ります。
このドラマはシンガポール版「おしん」というのが1番わかり易いかな?
主人公Yu Niang を中心に、彼女のお母さんの時代から、彼女の波乱万丈の一生をドラマにしたものです。



これが・・本当に「おしん」のようで・・
これがあり得ない程壮絶で・・
ひどいいじめにあいながらも懸命に生きる主人公を、涙なしには観られません。

『The Little Nyonya』は2008年にシンガポールでオンエアーされ、
その年の大ヒット作品となりました。その後アジア諸国やヨーロッパにも
版権が販売され、2010年現在版権を買っていないアジア国は何と
日本だけなんだそうです~。

そして、『The Little Nyonya』のもう1つの見所は、当時のプラナカンの邸宅や人々、衣装や食器に至るまで隅から隅まで完全に復元されている事です

涙とともに、美しいプラナカンワールドが楽しめます。
日本でも韓流みたいドラマからプラナカンブームが起こってくれると
良いですね
あ、その前に放送ですね・・是非日本でも放送してほしいです!

余談ですが・・
この『The Little Nyonya』の主題歌を歌う、Olivia Ong さんはシンガポールの人気シンガーで、日本でも2枚、ボサノバのアルバムをリリースしてます。
ウィスパーボイスでとても素敵ですよ

Drama Data:
The Little Nyonya (2008 Singapore) 全34話

(※写真と動画は公式サイトより)
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